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阪急9300系 [鉄道 Railway]

 今回は久々に乗車した阪急の話題を。我が家がJRの駅に非常に近いので阪急だけでなく阪神になかなか乗車する機会がありません。かつて国鉄が存在していた頃はよく利用していましたが、JRになってからは速度、快適性が向上したこと、また平日の日中の時間帯(休日は終日)には昼間特割切符を利用すれば非常に安くなるために阪急や阪神を利用することがほとんどなくなりました。
 今回は梅田で本を購入しに行ってから阪急梅田駅へ行きました。そうすると阪急京都線に新鋭の9300系が停車しているではないですか!思わず飛び乗りました。

【(左)梅田駅に停車中の阪急9300系 (右)茨木市駅に停車中のところを撮影】

【(左)扉部上部の9300系の案内表示機。非常にすっきりしています (右)参考までにこれは7000系更新車に設置された機器です】

【扉部です。これは東武50000系など日立で製造された車両"A-train"でよく見かけますね】

【ちなみにこれは東武50050系の扉部ですが、阪急の9300系とどことなく似ていますね】

【天井や壁を撮影。蛍光灯カバーや木目調の壁紙の完成度の高さは阪急の伝統です。関西私鉄に与えてきた影響は強いですね】
 
 私自身は守銭奴村上世彰が繰り広げた、あの一連の阪神電鉄の吸収合併騒動で”自称”ホワイトナイトに躍り出た阪急には良いイメージがありません。阪急はバブル経済の後始末(千里地区や大阪市中島地区の開発の失敗や宝塚ファミリーランドの閉鎖など)で苦しんだあげくに、地道に経営努力をしてきた阪神を吸収合併してその穴埋めをしてきたのです。そのため私は現在阪神タイガースを去年までのチームと違って所詮阪急の息のかかったチームと見なしていてあまり好きではなくなりました。
 ただ、経年化した既存車もきれいに更新が進行していて、その点は評価したいです。9300系は阪急にとっての久々の新車で今回初めて乗車しました。時間の関係で京都線全線走破は出来ませんでしたが、機会があれば挑戦してみたいです。


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コメント 4

サットン

9300には関西民鉄の盟主としての阪急の意地を感じます。JR223系には決して負けまいという。
伝統を守りながらも一段と磨きのかかった内装。間接照明。フットレスト付のシート。最大限の大きさを確保した窓。クーラーカバーを隠す屋根の形状などなど、考えられるものは全て採り入れたという感じですね。ただ、メーカーがアルナじゃなくなったのが寂しいですが。
by サットン (2007-06-03 00:49) 

UZ

JRに負けじと投入した車両だけあって内装も手を抜かずに整備してある点は評価しています。しかし本数が少ないのが残念ですが。
アルナは新車生産はLRTのみですが、阪急の既存車の更新などを正雀でやっています。5000系の更新車を見た時は驚きましたが。今後は新車投入と車両更新をどのように両立させていくのか注目しています。
by UZ (2007-06-03 13:07) 

岸田法眼

私も9300系に乗りました(1回だけですが)。国鉄のパーラーカーを彷彿させるようなデカい窓と強烈なフェイスは印象に残りましたが、3ドアとロングシートもある車内に戸惑いがあります。

当初、京都線特急のロングシート車の運行を解消するという目的で9300系を投入したとのことですが、今も走っているようですね。

6300系のほうが気品があるように思いますが、32年たっても健在なのは嬉しい限りですね。昔は30年で車両を変えるというのが定説でしたが、今や長寿命。9300系は6300系を置き換えることがあるのかが注目されるところです。

なお、9300系がらみで記事2つをトラバいたしました。本当は1つのほうがいいのでしょうが、デビュー前の姿も運よく撮影できたのです。

今度は神戸線の9000系に乗ってみたいですね。いつになるかはわかりませんが…
by 岸田法眼 (2007-06-04 01:56) 

UZ

いろいろありがとうございました。6300系のように2ドアの電車は十三ー大宮間ノンストップ運行であれば大丈夫だとおもいます。しかし現在のような停車駅では3ドアに改造しない限り遅延が続出することは必至です。

これから9300系を増強して行くのか分かりませんが、阪神との経営統合もあり注目しています。
by UZ (2007-06-05 20:54) 

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