【緊急】ありがとう、金沢行きサンダーバード４９号

明日、北陸新幹線金沢ー敦賀間が延伸開業します。
一方で、大阪発の北陸本線直通の特急サンダーバードは運行区間を敦賀まで短縮されます。
今日は金沢行きのサンダーバードの運行最終日でした。
大阪駅は多くのギャラリーで混雑していました。

【敦賀開業の告知広告】
つながる北陸って、ある意味ブラックな訴求だと思います。
新幹線は確かに東京から長野や金沢を経由して福井や敦賀までつながります。しかし、在来線はJRから第三セクター会社へと経営移管されます。運賃値上げなどもあって手放しで喜べないのも実情です。コミューター輸送だけだなくフレイター輸送の大動脈（日本海縦貫線）も第三セクター会社へ変わりまして、今後の保守面を考慮すれば不安だらけの船出です。



【発車標】


【案内表示器】
今までは福井、金沢、富山の方面表示でした。これからは敦賀も加わります。

【路線図】

【乗車位置表示器】
これも今日で見納めです。

サンダーバード49号は発車5分ほど前に大阪駅11番線に到着しました。

【1号車】
こちらはグリーン車です。
683系4000番台です。すでにリニューアル工事も完了しています。

多くの乗客を乗せたサンダーバード49号は警笛を鳴らしながらゆっくりと発車しました。

【最後部の3両編成は何故か681系でした】
一部の人の万歳やありがとうの声が聞こえてきました。

新幹線は確かに速達性だけでなく、車内も快適になりました。
しかし敦賀での乗り継ぎや並行在来線の運賃などの値上げやもあって手放しでは喜べません。

コメント 2

手放しで喜んでるのはいったい誰なんでしょうか？利用者にはいないのでは？
by Cedar (2024-03-16 09:09) 

Cedarさん
手放しで喜んでいるのはJR西日本でしょうね。北陸本線の維持費負担も無くなりますから。第三セクターの企業に出資している地元自治体も負担が増えて、これからが正念場と言えそうです。
そもそも貨物輸送の大動脈の路線ですので、本来ならJRが第三種鉄道事業者になって、地元自治体が第二種鉄道事業者となるべきなのですが。
30年以上も前の国鉄改革前後に決定した枠組みも見直しが必要です。

利用者は政府が行っている旅行支援の割引もあって当面は大丈夫だと思います。しかし、その後が不安です。
by UZ (2024-03-17 10:14)