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首里城の再建 [オピニオン Opinion]

先の大戦で完全に破壊された首里城は戦後復元計画が進められて、平成元年に本格的に起工して、4年に正殿を中心とする建築物群、そこへ至る門の数々と城郭が再建され首里城公園して開園しました。
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【守礼の門】
首里城で最初に復元した建造物です。
2,000円札でお馴染みですね。

しかし、復元事業が完了して1年も経たないの令和元年10月31日未明に火災が発生して、正殿と北殿、南殿が全焼してしまいました。建造物が木造であること、赤い塗装に沖縄独特の桐油を使っていたことが火の勢いを早めた可能性があるとの事です。消防によると、現場は輻射熱が強かったことにより、離れた所の木材も温度が上がり自然発火したことや、現場に近づくことすら困難になり、放水していた消防隊員らが一時退避したことなども、消火を拒まれた原因とみられています。また、警備員らの証言や火災発生直後の防犯カメラの影像などから、火元は正殿1階の北東部分とほぼ断定されています。この付近に設置された分電盤にショートしたような痕跡や、分電盤から電源を取っていた延長コードにショート痕が多数見つかっていた事が判明しているとの事です。しかしながら、原因究明はされないままに首里城の再建計画が動き出してしまい、現在進行しています。そして、3年後に正殿が完成する予定です。
一昨年11月に那覇へ行った際に首里城へ行って撮影したものです。

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【焼け残った門】
半日近く燃えた大火災で燃え残った建造物もあります。


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【首里城火災の案内物】
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【文化財保護の案内物】
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【焼失物の案内】
長年再建に尽力した関係者だけでなく、私が見ても心痛む案内です。
原因究明や再発防止はしっかりしてほしかったです。

首里城の建造物は政府のものですが、同年1月に管理および運営が国から沖縄県に移管されました。その際の管理の不備を指摘されたくないのか不明ですが、原因を有耶無耶にしてからの再建計画や募金活動、そして公的資金を投じた復元には全く感心しません。地元の腐ったカスゴミ2紙も原因究明などを追及すべきですが、現状はうやむやです。流石はダブスタリベラルは違いますねえ〜
まあ、自分の県の漁家の事業範囲でもある尖閣諸島の北京政府による理不尽な領海侵犯には頬被りして、自国の航空自衛隊のミサイル配備や米軍の辺野古移転には批判的なダブスタかつお花畑痴痔の体制では再度災害が再発しそうです。
災害前は夜間の火災を想定した訓練は行われていませんでした。必ず防火体制を整えて(当然日中だけでなく夜間の防災訓練を行うべきです)から再建して、出直しオープンしてほしいです。
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