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東京小旅行 (Final)現代の“シンデレラ・エクスプレス”【4/29】 [鉄道 Railway]

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【シュモクザメの形状をしたN700系の先頭部】
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【東京駅の乗車位置案内にはN700系の表示がされてます】
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【側面の案内表示。フルカラーLEDを使用しています】
 はじめての「NAONのYAON」参戦も終わり、丸ノ内線で東京へ戻ってきました。夜8時過ぎに終わりましたが、車内が意外にすいていましたのには驚きました。
 東京駅に到着しても大分時間がありましたので弁当を買ったり、買いそびれたお土産を購入したりして時間をつぶしました。
 
 今回帰路に利用したのは「のぞみ161号」です。かつて東京発新大阪行きの最終のひかり号は「シンデレラエクスプレス」と称して国鉄分割民営化により誕生したJR東海発足の年である1987年の夏にCM放送が開始されました。
 このCMは松任谷由実さんの「シンデレラ・エクスプレス」をモチーフとし、東京発新大阪行き最終列車「ひかり289号」(当時)の出発時刻である21時ちょうどを、童話のシンデレラで主人公が舞踏会に行くための魔法の解ける午前0時に見立て、離れ離れに暮らす恋人たちが週末に出会い、再び別れていく日曜日の夜の新幹線ホームで繰り広げる恋のドラマを描いたものでした。この気持ちは私自身いろいろ体験してきた今になって理解出来るようになりました。

 このCMが放送されると、実際に恋人たちが新幹線で週末に相手のもとに会いに行き、最終の新幹線のホームで再び別れる姿が各メディアで注目されるようになりました。 JR東海も、該当列車となるひかり289号に当時最新型であった100系を優先的に充当させる(このため、東京〜新大阪間の所要時間も当時最速の2時間49分)など、これに応じています。
 その後この最終列車はのぞみ号になりまして速度向上が図られ、現在の「のぞみ161号」は東京ー新大阪間を品川、新横浜、名古屋、京都に停車して2時間25分で結んでいます。放送当時は品川駅もなかったので時代の変化を感じますね。
 ホームに上がって周囲を見回しました。このホームはのぞみ号の発着頻度が多いですが、さすがにこの時間になると東京着の列車やこだま号の姿が目立ちます。21:07に東京駅15番線に入線しました。独特のシュモクザメのような形状の先頭部が確認出来ました。今回のJR東海所属のZ16編成は新車かどうか分かりませんでしたが独特の薬品臭がしました。
 乗車して色々撮影しているうちに東京駅を定刻に発車しました。この時間に東京を発つのは関西に戻ってからは初めてです。神戸行きの飛行機でしたらこの時間になると大阪湾上空で着陸態勢に入っています。
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【窓側のコンセント。メーカーは有名らしいのですが.....】
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【ひかりレールスターのオフィスシート。この席のコンセントはねじ込み式ですのでむやみに取れないです】
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【N700系の普通席】
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【500系の普通席】
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【ひかりレールスターの指定席】
 「Ambitious Japan」の車内チャイムが鳴って停車駅の案内等がありました。喫煙室以外全席禁煙である事、停車駅等の案内がありました。一緒に行った友人と乾杯しながら遅い夕食をとりました。その後は最前列の座席でしたのでPCを取り出して書類作成をしました。この車両はデッキ側だけでなく窓際の座席にもコンセントがあるので700 系等に比べれば便利です。
 列車は品川、新横浜と停車していき酔いが回って寝ていると名古屋に到着前でした。自慢の車体の傾斜も分かりませんでした。
 友人とライブの事等色々話しているうちに米原を過ぎて在来線のJR西日本エリアに入りました。夜遅いのでさすがに湖東の風景は眺めませんでしたが。
 京都を過ぎると車内は閑散としてきました。そうこうしているうちに私たちを乗せた「のぞみ161号」は新大阪駅25番線に定刻通りに到着しました。今回の私の小旅行も終わりました。
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【連結部を覆う幌。500系同様側面をフラットにしようと腐心した後が感じられますね】
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【フルカラーLEDの表示はキレイでした】
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【上下2段にして表示出来ます】
 N700系はJR西日本が技術面で多く関わっていますので、300系で走行時に気になっていました大きな揺れや騒音がなく、乗り心地が大幅に改善されていました。またビジネス客を意識してかコンセントを設置した座席を大幅に増やした事、車体傾斜装置を導入してスピードアップをはかった事、山陽区間で300km/hで走行することも特筆ものです。さすがにJR東海も飛行機との競合を相当意識したのが伺えます。
 しかし私はこの車両が好きになれません。普通席の青のシートモケットや車内の壁の色が白いのですが、あまりにもポップな印象を受けてしまって、かえって落ち着かないのです。あれではJR西日本の700系B編成の方が落ち着きます。来年度中には東海道・山陽直通ののぞみ号はN700系に置き換えられてしまい500系も撤退してしまいます。帰省時には利用する機会も少なくないのですが、山陽区間ならいろいろな選択肢もありますが、東海区間は“動くベンチ”での移動に限られる事になりますね。
 私自身JGC会員ですので羽田、成田、伊丹、関西の各空港ではサクララウンジが利用出来ますので出発までゆっくり待つ事が出来ますし、預けた手荷物も優先して返却されます。オーディオサービスもありますからJ-Popもチェック出来ますし、東京ー神戸線や成田ー伊丹線ではクラスJを利用したら茶菓子のサービスもあります。
 現状のままのサービス内容が続くようなら、これからも特段の理由がなければ東京へは飛行機利用になりますね。
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岸田法眼

私はまだN700系に乗ったことがないのですが、インパクトは100系や500系のほうが上ですね。強烈、鮮烈なものは感じないのですが、鉄道友の会ブルーリボン賞、ローレル賞のどちらかを受賞することは確実だと思います。
by 岸田法眼 (2008-05-16 23:48) 

UZ

岸田法眼さん、nice!&コメントありがとうございます。

私もインパクトの面では500系や100系の方が上だったと思います。100系の中でもV編成と言われたグランドひかりが好きでした。2階建て車両の普通席は配列が2-2がけでして、よく狙っていました。

N700系は500系の技術を活かしてはいます。車内も確かに揺れも少なくて良かったです。ただ、内装が好きになれませんでした。これも個人の好みでしょうか。
by UZ (2008-05-18 06:32) 

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