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その先の名古屋へ(3)近鉄特急ひのとり [鉄道 Railway]

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【大阪難波駅の発車標】
いよいよ9時発の特急「ひのとり」へ乗り込む時間が迫ってきました。
途中大阪上本町、鶴橋、大和八木、津に停車します。
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【名古屋行きのひのとり】
桜川方面から8:55に今回乗車する特急「ひのとり」が到着しました。
富吉検車区所属のHV51編成です。近畿車輛で製造された車両です。
2021年の鉄道友の会のブルーリボン賞受賞車両でして、ロゴマークが誇らしく感じました。気品のある深い赤をメタリック3層塗装で実現していて、名阪特急にふさわしい風格が感じられました。
名阪特急に賭ける近鉄の意気込みが感じられました。
なお従来運行していたアーバンライナーは主要駅停車の名阪乙特急へ転じました。そのために22000系「ACE」・22600系「Ace」などの汎用特急車両を伊勢方面などの他の特急運用へ玉突き式に転用して、塗装変更や喫煙室設置改造の対象外とされた汎用特急車両の12200系「新スナックカー」が置き換えられました。
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【ひのとりのロゴマーク】
GKグラフィックスが手がけています。
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【プレミアムシート】
今回は先頭と最後尾車両しかないプレミアムシートを利用しました。
写真は1人掛けの座席です。バックシェルの仕様になっていて、後ろの方に気兼ねする事なくリクライニング可能となっています。また。高さ・角度調整機能付きの大型ヘッドレストや、電動レッグレスト・シートヒーター・読書灯を備えています。座席リクライニング操作は全てリモコンで行うことができ、さらにリクライニング、ヘッドレスト、レッグレストをそれぞれ単独で操作することができます。
1列1×2人掛けの配置でして、座席間隔は余裕で足を延ばす事が出来る130cm(何処ぞの新幹線のグランクラスと同じ)です。
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【車内】
フルアクティブサスペンションを導入していて、横揺れ低減効果の高い電動式を採用しています
さらなる乗り心地の向上を図っています。
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【液晶ディスプレイ】
各車の貫通扉上部に2面設置されています。
インバウンド対応として日・英・中(繁体字・簡体字)・韓の4か国語での車内表示、接続駅乗り換え案内、自社線や他社線の運行情報、ニュースや天気予報などのオンライン情報などを表示されるようになっています。
まあ、ニュース情報の提供を止めた金子クンの会社も見習って欲しいですね。
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【ロッカー】
インバウンド対策として、無料の大型荷物用ロッカーが設置されてます。
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【カフェスポット】
車内販売の代用措置として両先頭車(プレミアム車両)のデッキ部に設置されています。
挽きたてのホットコーヒーや紅茶、ココア、栄養補助食品、「ひのとり」グッズ(ハンカチ、キーホルダー)などを自動販売機で購入可能です。
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【サニタリースペース】
編成中2両に1箇所の割合でトイレ・洗面所を設置しています。
女性専用の温水洗浄便座付き洋式便器も設置されています。子連れの乗客にも優しい設備です。
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【車両銘板】
GKインダストリアルデザインがエクステリア、インテリアデザインを手がけています。
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【ベンチスペース】
大型の窓が設置されており、携帯電話での通話や気分転換など多目的な利用が可能です。
息抜きには最適ですね。

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【レギュラーシート】
高さ調整機能付きのフットレストを備えたリクライニングシートが2+2列で配置されています。全席にモバイルコンセントが設置されています。
こちらもバックシェルの仕様になっていて、後ろの方に気兼ねする事なくリクライニング可能となっています。なお座席間隔はJRのグリーン車に匹敵する116cmです。



参考までにJALのA350−900の場合だと…
(昨年11月に沖縄へ行った際に利用しました)
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【ファーストクラスの座席】
座席間隔は約134cmで幅は約51cmです。
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【パーソナルモニター】
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【ファーストクラスの食事】
利用当日空席があれば1万円の追加料金で利用可能です。
利用前にはパンやおにぎり、そしてスープのサービスが提供されるファーストクラスのラウンジ(羽田や伊丹空港など限定されています)が利用可能になっています。そして預けた手荷物も優先的に受取ができるようになっています。
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【クラスJの座席】
座席間隔が約97cm、幅は約47cmです。
普通席が約79cm(参考:JR西日本の225系で91cm)で幅が約41〜44cmですので広めの座席ですが、それでも便によっては満席なる事も多いです。
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【普通席】
座席間隔が狭い分AVサービスや機内Wi-Fiサービス等のインフライトサービスを充実させて、新幹線との競争に対抗しています。

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【残暑の農村】
大和八木以東で三重県にかけては農村が散在しています。
今年も暑い日が続きましたね。
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【次は津】
韓国語の表示が趣深いですね。
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【いきなりの強雨】
三重県内に入って中川連絡線を過ぎると近鉄名古屋線に入ります。
ここでまさかの豪雨に見舞われました。
まあ車内は至って快適でしたが(o^-’)b
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【妻子のショット】
後ろ姿でご勘弁をm(_)m
この2人も何だかんだ言って大満足で車内をゆったりと寛いていました。

ちなみに座席番号の隣のランプは、特急券発売状況表示灯です。
緑は大人が使用中、オレンジは子供が使用中の意味です。空席は青です。空席か予約のある席かが判別できるようになっていまして、車掌の業務の省力化が図られています。
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【長良川を通過】
遠方には有名な長良川河口堰が見えますね。
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【終点一つ前の米野を通過】
金子クンの会社の車両区が確認できますね。
新旧の気動車が確認出来ました。
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【終点名古屋到着前】
車内が青の照明が点灯しました。
終着駅前では青く点灯するようです。
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【終点の近鉄名古屋にて】
私たちを乗せた特急「ひのとり」は11:06に近鉄名古屋に到着しました。
2時間強の車内でのひと時はあっという間でした。名古屋へは特に早く行く用事が無ければ「ひのとり」のプレミアムシートですね。


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