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GOOD SPEED ALWAYS [航空 Airline]

 今回のタイトルの”GOOD SPEED ALWAYS”とは現在JALに吸収合併された日本エアシステムのキャッチコピーです。チケットホルダーなどにもこのコピーは記載されていましたのでご存知の方も少なくないことでしょうね。人や企業の成功や旅行の安全・無事等を祈る挨拶の言葉として、人への思いやりと優しさを表した言葉です。語源は“GOD SPEED YOU”−神があなたを成功へ導きますようにからとっています。現代では「いい旅を」「成功を祈る」と訳されますね。
 また、広州線就航時に中国語で”日本佳速航空”と当て字をしていました。佳速はJASの中国語読みだそうです。そこから”GOOD SPEED ALWAYS”のキャッチコピーが生まれたとのことです。
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【中央のレインボーカラーの車が見えますね】
 現在は数を減らしてきていますが、この種のレインボーカラーを見るとほっとしますね。
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【コンテナにもJASのロゴが】
 GOOD SPEED ALWAYSのロゴも見えますね。
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【これは福岡空港で撮影したMD81型機】
 MD81型機などのナロウボディ機やプロペラ機では通常の青・赤・オレンジ・黄4色のレインボーカラーからオレンジを抜いた3色のラインを身にまとっていました。
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【福岡空港に駐機中のレインボージェット】
 やはりJASと言えばレインボージェットですね。

 JALやANAとは異なりJASはローカル線主体の航空会社でした。一連の航空自由化の波の中で国際線や幹線への進出を果たしました。しかし経済低迷の中で経営的に立ち行かなくなり、東急グループの支援も難しくなった中でJALとの経営統合の選択をすることとなりました。
 大手2社の隙間をゆくサービスは乗客に好評でした。女性化粧室、ボーイング777−200型機に導入されたレインボーシートはその一例です。JALと合併して旧JASの配置転換が進んだ結果、社内の不協和音や運行トラブルなどが頻発して多くの乗客が離れていくこととなりました。その意味では一連の経営統合は規模的には成功しましたが、経営的には疑問符が打たれます。
 数年後には羽田、成田両空港の拡張事業の完成、加えて東北新幹線の青森延伸や九州新幹線の博多開業により大競争時代が到来します。どうかお客様を第一にしたサービスを展開してほしいものです。
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サットン

以前、大阪ー東京を往復していた時はできるだけJASを利用していました。御巣鷹山以来アンチBOEINGだったのでA300を使っているという理由で。でも、今やBOEING抜きでは空は飛べませんね。
by サットン (2009-05-06 14:44) 

UZ

サットンさん,思い出話をありがとうございます。
私は社会人になってからの利用がほとんどでした。A300型機は600R型機を一度利用したくらいです。あの機材もよかったです。

マクドネルダクラス社もボーイングと合併してしまい、本当にボーイング社が日本の空は幅を利かせています。致し方ないのでしょうか。
by UZ (2009-05-06 23:36) 

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