特急やくも見学会

昨日大阪駅の10番線に普段見慣れない電車が到着しました。
家族3人で所用で大阪へ来た際に、普段大阪止まりの宝塚線の到着列車しか来なくて閑散としているホームに係員やカメラを持ったギャラリーで賑わっていたので気になってスタッフに確認したました。
それによると、再来月６日に岡山〜出雲市間の特急「やくも」で営業運転を開始する273系の見学会が開催されるとの事でした。
気になって待っていた次第です。

【新型特急車両】
神戸方から273系が到着しました。

【ボードを持ったスタッフ】
JR西日本と産経新聞の共催のイベントでした。ものすごい高倍率だったとの事です。
以前は抽選制じゃなくて、入場券などの有効な切符を購入したら自由に見学できました。しかし近年は諸般の事情で抽選制となっているようです。

【東京方の先頭車両】
普通席の車両でした。

【神戸方の先頭車両】
半室グリーン車です。

【グリーン席】
1−2列掛けで、西日本の標準仕様です。

【セミコンパートメント席】
2人用と4人用がそれぞれ２区画設置されています。
普通座席指定料金と同額で利用可能との事です。座席をフラットにして、足を伸ばせるような構造になっています。家族連れやカップルに最適かもしれませんね。

【普通席】
座席間隔を既存車両よりも広げていて、可動式の枕もあります。
なお、全席モバイルコンセントが設置されていて、無料のWi-Fiサービスも展開される予定です。
各車両には大型荷物置場が設置されています。

既存の381系と異なり、車上の曲線データと走行地点のデータを連続して照合して、適切なタイミングで
車体を傾斜させるシステムを導入していて、快適性を追求した車両になっています。

【ロゴとシンボルマーク】
従来のロゴとシンボルマークを継承した仕様になっています。

【側面の案内表示器】
フルカラーLED式です。
関空特急「はるか」で運用されている271系と同じ仕様のようです。

なお、デザイン監修を株式会社イチバンセン（デザイナー川西康之氏）と近畿車輛株式会社デザイン室が担当しています。そのため、普通席のデザインは117系を改造した「WEST EXPRESS 銀河」と似通った部分が確認できますね。

来年度中に4両編成を11本投入して、6月までに381系を置き換える予定との事です。
381系の撮影はお早めに。