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尼崎城天守閣の復元工事 [旅行・観光 Travel&Sightseeing]

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【尼崎市立中央図書館の駐車場にて】
天守閣の屋根や付櫓が見えていますね。
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【北側の道路より】
かつて尼崎には尼崎城という城址がありました。大阪夏の陣の2年後に戸田氏鉄が幕府の命により築城しました。大阪城の西の守りの要所として整備され、4層の天守閣の他に3重の堀をもった大きな城でした。阪神尼崎駅の東側を流れる庄下川は尼崎城の西側の堀としての役割を担ってました。
残念なことに、明治維新後の廃城令で一部を残して破却されました。その後も堀が埋められてしまい、幻の城となっていました。
その後は県立尼崎病院があったりしましたが、移転後は城址公園として整備されました。天守閣の復元も噂されてましたが、音沙汰もなく現在に至ってました。

しかし3年前の11月、家電量販店旧ミドリ電化(現在のエディオン)の創業者の安保詮(あぼ・あきら)氏が創業の地に恩返しがしたいと天守閣を建造して、完成後に市に寄付することを発表しました。様々な検討を重ねた結果、実際にあった場所から北西約300mにある同公園の中央付近に鉄筋コンクリート造で建設されます。外観は可能な限り復元する予定です。

尼崎市の発表では今年10月末に竣工して、来年3月28日(木) に会場記念式典を行う予定です。
翌日より一般公開を行い、入城料は大人500円、子供250円との事です。

尼崎市は阪神間の都市の中で人口が減少が止まらず、公害や暗い事件の影響で負のイメージが強いのが実情です。そういう経緯もあり、平成最後の年に開城する尼崎城にかかる期待は大きいです。整備されたから終わりではなく、開城後もみんなで育てていくことが大事なのではないでしょうか。

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