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そうだ 沖縄、行こう。(5)沖縄都市モノレールの新顔編成 [鉄道 Railway]

沖縄県の唯一の鉄軌道とも言えるのが、沖縄都市モノレール(愛称名:ゆいレール)です。
沖縄本島にはかつて鉄軌道がありました。しかし、先般の米軍との戦いで壊滅してしまいました。
戦後の復興の際には顧みられる事もなく、道路網の整備が行われました。

現在はアメリカ同様の車社会になってしまいました。しかし、朝夕のラッシュ時は慢性的な渋滞による損失も著しく、鉄軌道の整備が行われる事になりました。多くの紆余曲折がありましたが、20年前の8月10日、那覇空港〜首里間が開業しました。
その後も浦西市まで延伸が決定して、4年前の10月1日に首里〜てだこ浦西間が開業しました。
現在は2両編成ですが、3両編成へ増強される計画が進行しています。
また、開業後も編成の増備も進められました。
こちらが令和2年に投入された編成です。
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【FBWC2023仕様のラッピング編成】
今年沖縄で「FIBAバスケットボール ワールドカップ2023(FBWC2023)」の予選ラウンドが開催される事になりました。バスケットボールの世界大会が沖縄市で開催されることとなり、それを盛り上げるためラッピング列車です。
車内はFBWC2023の広告が出ていました。
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【運転席後方】
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【優先席付近】
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【車両表記】
令和2年の日立製の車両です。
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【車内】
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【乗降扉部】
あれ、既存車と異なり、袖仕切りが設置されたり、背もたれがフラットになってますね。
また、ドア部も広くなってますね。

そうです、この編成は開業後に増備された車両なのです。
20年前の開業以来、那覇市内のコミューター輸送(県庁、久茂地のオフィス街、小禄や赤嶺の住宅集積地など)だけでなく、那覇空港への定時アクセスや国際通り(牧志など)首里への観光などでも利用されています。このため朝夕のラッシュアワーだけでなく日中も混雑が常態化しているのが実情です。まして武漢熱による社会経済活動の制約もなくなった現在では多くの観光客で混雑しています。まあ、緊急事態宣言下の社会経済活動の制約があった頃もコミューター輸送で混雑してましたが。
そこで編成の増備だけでなく、2両編成から3両編成へ増強される事になりました。
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【参考:既存編成です】
地方での人口減少が深刻な問題になっている今日においても、那覇市周辺では人口増加が著しく、那覇都市圏では約83万人だそうです。
ここまで来たらモノレールや路線バスでは限界かもしれません。一日も早く本土並みの鉄道網が整備されるべきです。
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