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梅雨の晴れ間に(1)初めての相国寺【7/1】 [旅行・観光 Travel&Sightseeing]

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【相国寺。夏の緑が建造物に映えますね】
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【承天閣美術館の入口です】

 昨日は久々に京都へ行きました。相国寺境内にある承天閣美術館で開催されている山口伊太郎展へ行くためです。

 知人と落ち合って大和西大寺、京都経由で今出川へ向かいました。今出川は京都御所、同志社大学のキャンパスなどがあり、その中に相国寺があります。相国寺は足利義満が開基した足利将軍家ゆかりの寺院で、あの金閣寺(鹿苑寺)や銀閣寺(慈照寺)は、相国寺の境外塔頭なのです。承天閣美術館は相国寺および臨済宗相国寺派に属する鹿苑寺や慈照寺などが所有する墨蹟・絵画・工芸品等の文化財(国宝 5点と国の重要文化財 142点を含む)を収蔵・展示しています。
 実は美術館へ行くのは久々(城郭内等にある美術品を展示しているコーナーはありますが)でして、かなり緊張しました。今までさほど美術品に関心がなく、例外的に陶磁器に関心があるくらいでした。
 山口伊太郎は西陣の織屋の主人です。70歳よりライフワークとも言える織物による「源氏物語錦織絵巻」を製作を開始、2007年、最終巻の全ての指示を終えた矢先、完成を待たずして105歳で逝去しました。翌年の3月3日、指示を受けた職人らによって「源氏物語錦織絵巻」は完成されました。ちょうど今年は源氏物語千年紀ですし。
 ここでは作品の紹介は撮影禁止のためにできませんが、実際に見てみると各作品ともその芸術性に圧倒されます。最初は下絵さえもてで行っていましたが、後にPC等で行いました。しかし実際に確認したりするのは山口伊太郎自身で行っています。プラチナ等を使用していたり、その手法はある意味過去にとらわれない斬新なものです。絵画でもそこまで表現出来ません。正に百聞は一見に如かずですね。
 当初今月6日まででしたが、好評のために21日まで開催されています。詳細はこちらです。
 
 この「源氏物語錦織絵巻」はすぐに出来たものではなく、長い時間をかけて完成したものです。私もこの作品に公私問わず何事も腰を据えて焦らずに取り組むように説教されたような気がしました。
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