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天国の大村雅朗さんへ [音楽 Music]

 今月19日(木)に大阪府摂津市で開演される久々に渡辺美里さんのコンサートに行く事になりました。去年まで西武球場(現西武ドーム)で20年連続でコンサートを実施されていまして、1980年代のエピックソニーレコードの時代を代表する女性ボーカリストです。
 彼女に曲を提供していたのは小室哲哉さん、木根尚登さん、岡村靖幸さん、大江千里さん、小林武史さんなどがいまして、現在のJ-Popを代表する面々です。編曲者の中に大村雅朗さんがいます。日本では作詞者(阿久悠さん等)や作曲者(古賀政男さん等)にどうもスポットライトがいってしまいがちですが、編曲者を忘れてはいけないと思います。
 大村さんは9年前の平成9年6月29日に肺不全で46歳の若さで逝去されました。私は当時全く知らずに3年前に偶然とあるサイトでその事実を知りまして衝撃を受けてしまいました。信じたくない気持ちで一杯でした。
 大村さんはあの「My Revolution」の編曲を手がけました。そうです、あのTKこと小室哲哉さんが作曲家としても有名になった曲です。大村さんのアレンジは小室さんの曲に見られる転調部分は小室さん自身のアイデアでしたが、転調直前のコードの使い方は大村さんのアイデアだったそうです。キーは決まっていましたが大村さんのアイデアで曲調が明るくなったそうです。作詞+作曲+歌手だけではその曲の良さが出ない事がありますが、編曲家といういわゆる最後の決め手を加えてくれる存在を知らしめてくれた方でした。確かに現在はプロデューサーが前面に出ている、またセルフプロデュースが主流ですが、あの当時に編曲家の存在を位置づけたのは大きいと思います。
 一方では松田聖子さんの80年代の曲のほとんどを手がけています。作詞の松本隆さんは知られていますが。サントリーのビールのCFで以前に流れていた(ペンギンのアニメーションで有名)「Sweet Memories」は最も有名なものですね。あの曲は彼女のボーカルの良さが曲と調和されていてますね。
J-Popのアーティストと松田聖子さんを始めとしたアイドルの曲の編曲を時には同時進行させていたのですからすごいものです。
 美里さんのコンサートは久しぶりですし、今回はアコースティックライブという事で過去の名曲がどのようになるのか楽しみですね。
 最後になりましたが天国の大村雅朗さん、あなたの事は決して忘れません。安らかにお眠り下さい。


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