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【奉祝】岸田首相退陣 [オピニオン Opinion]

岸田首相は一昨々日(8/14)次期自民党総裁選挙に不出馬の意向を表明しました。令和3年10月の内閣発足から約3年で退陣となりました。

岸田首相は調整型の首相との事ですが、この3年間はほとんど評価出来ません。行き当たりばったりで政治を進めて来たように感じます。
1つ目の失政は武漢熱の件です。武漢熱の意味不明な社会経済活動の制限を昨年5月に5種感染症へ格下げしましたが、本来なら総選挙後に解除しても良かった案件です。ダラダラ無為に時間を費やして若者の自殺者を増加させた罪は重いです。

2つ目は安倍元首相を暗殺したテロリストに結果的に果実を与えてしまった事です。テロリストに果実を与えないーこれは古今東西普遍的なものです。ニュージーランドのジャシンダ・ケイト・ローレル・アーダーン氏は首相在任中クライストチャーチで発生したモスク銃撃事件を受けて、銃撃犯の名前を今後一切口にしないと誓っています。議会で、「男はこのテロ行為を通じて色々なことを手に入れようとした。そのひとつが、悪名だ。だからこそ、私は今後一切、この男の名前を口にしない」と、気持ちをこめて演説しています。一部の基地外メディアや野党の扇動でテロリストの要求を飲んでしまったことは万死に値する恥辱でもあります。首相にはこの女史の爪の垢でも煎じて飲んでほしいものです。

3つ目は「LGBT理解増進法」を強硬に成立させた事です。日本は歴史的に性の多様性への理解が進んでいます。江戸時代以前のお小姓や陰間(かげま)にもそれを見ることができるし、今日でも、女性だか男性だか判らない女装のタレントが大勢TVメディアに出て市民権を得ていて、その様子を多くの国民が楽しんでいます。日中からこの種のタレントがメディアに出演しているのは他国では無いとの事です。
首相にこの法案を党内で唐突に纏めさせたのはバイデン大統領とエマニュエル駐日米大使です。歴史的経緯を説明するべきですが、逆に党内の反対派を脅して成立させた(参議院で採決時に退席したのは山東昭子、青山繁晴、和田政宗氏のみで、当時の参院自民党幹事長は処分すると発言して狂気の沙汰です)のは岩盤の保守支持層の離反を招きました。後述する政治資金法違反以上に自民党の支持層からの反発を招いたのは当然です。

4つ目は政治資金規正法違反(政治資金の不記載問題)の件です。先般の通常国会で実効性の伴わない内容の改正案を成立させてしまいました。この問題は特捜が100人体制で捜査して起訴されなかった者は、『犯意』が立証できなかったということに尽きます。にもかかわらず一部カスゴミと売国野党に裏金問題だと批判されてから豹変して不公平な処分を下しました。

他にも対韓国に対しての国辱的な政策や行き当たりばったりの場当たり的な政策(原発再稼働問題など)枚挙に遑がないです。何がしたかったのか見えなくて、事務方泣かせの減税(本来なら負の所得税としての給付も検討すべきだったのでは?)はバンカー出身者とは思えない政策でした。
退陣するのは当然です。嬉しい限りです。本来なら総理総裁になって欲しくなかった人物です。調整型のリーダーでしょうが、これだけ激動する政治経済の舵取りは今後も難しくなるでしょう。人の話を聞くのも大事ですが、将来の国家国益を考えて決断するのが指導者の役割ではないでしょうか。

ここまで与党が酷ければ野党への政権交代も有り得るかと思うかもしれません。しかし立憲民主党は全くの論外です。以前民主党が与党時代だった時の反省もなく、看板をすげ替えただけの詐欺師集団に騙されては毛針で釣られる魚と揶揄されても致し方ないです。自民党総裁選挙は混沌としてきましたが、従来の政策の「異次元緩和」から決別して、雇用を流動化して労働生産性を高め、企業の新陳代謝によってイノベーションを促進させる事です。今までの政権が逃げてきた政策なのです。

岸田首相に置かれては今後は一兵卒としてではなく、むしろ予備役として退いてほしいです。
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【靖国神社にて】
娘が誕生した年のゴールデンウィークに参拝しました。
ここで眠る御霊は日本の現状を見てどう思うのでしょうか?
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