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【訃報】売国奴大江健三郎氏死去 [オピニオン Opinion]

ノーベル文学賞を受賞した作家の大江健三郎氏が今月3日老衰のため死去しました。88歳でした。
大江氏は、東京大学文学部フランス文学科在学中に「東京大学新聞」に「奇妙な仕事」を発表して作家としてデビューし、昭和33年に短編「飼育」により当時最年少の23歳で芥川賞を受賞しました。文壇の主導的な立場に立って次々に話題作を発表し、平成6年には川端康成氏に次いで日本人で 2人目となるノーベル文学賞を授与されました。

一方で昭和33年6月15日、毎日新聞の夕刊に「防衛大学生をぼくらの世代の若い日本人の弱み、ひとつの恥辱だと思っている。そして、ぼくは、防衛大学の志願者がすっかりなくなる方向へ働きかけたいと考えている」と寄稿しました。国防を否定し、祖国のために日夜厳しい訓練に励んでいる人を「恥辱」と呼ぶ人間が、文化人として堂々と振る舞っていることこそが、私たち日本人とっては最大の「恥辱」です。こんな恥辱に満ちた売国奴に私達が支払っている税金や社会保険料を今後永遠に使用することが無くなることになって私は非常に嬉しく思います。

大江氏は「あいまいな日本の私」と題してノーベル賞記念講演をストックホルムで行いました。この種の薄っぺらい脳内お花畑な進歩的知識人は、戦争放棄を主張すれば平和が保てると思い込んでいます。
しかし現実は、アメリカの防衛力が周辺のならず者国家に対する抑止力になっているのは誰もが知る事です。また、抑止力を持たない国家が強国に侵略されるのはロシアのウクライナ侵攻や中国のチベット征服を見れば一目瞭然です。彼はこの事を三つ子の魂百までではないですが、終生を認めたくなかったのでしょう。正に守旧派の意固地な醜悪な老人そのものです。
ノーベル文学賞受賞時に日本政府は文化勲章の授与と文化功労者としての顕彰が決定しましたが、「民主主義に勝る権威と価値観を認めない」と意味不明なわがままな理屈をこねて文化勲章そのものを否定して受章を拒否しました。でも民主主義制度を憲法で規定している政府が決定した叙勲を拒否する事こそ、戦後民主主義の否定なのですが、アタオカだとしか思えませんでしたね。一方で、フランスのレジオンドヌール勲章は拒否せず受賞している尻軽ぶりには怒りがこみ上がってきました。三里塚闘争の意義について平成7年1月1日の朝日新聞に加藤周一氏との対談で、三里塚闘争の農民の連続性の中に、社会の変革へのヒントが見え始めている、と言及しています。成田空港闘争を肯定しているわけですが、そんな空港から授賞式に出発しているのですから、自己矛盾に気づかないのか、それとも単なる権威主義に溺れた馬鹿野郎なのか、学のない私には全く理解不能です。

大江氏は生前中、中国(参考:『写真中国の顔ー文学者の見た新しい国』)や北朝鮮を事あるごとに賛美して、一方で戦後日本の辿ってきた政治社会や軍事政権下の韓国、そしてアメリカを散々罵倒してきました。戦後民主主義の担い手としての行動に対して全く反省する事もなく、旅立たれたのは私にとって非常に痛恨の極みです。機会があれば大江氏が否定してきた戦後日本の政治社会や国際政治についてどう思われているのか聞いてみたかったです。

追記 現生では決して見つけられなかった「帰るべき朝鮮」を、早く見つけて下さいね。
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