SSブログ

久々の伊勢志摩紀行(3)しまかぜで宇治山田へ [鉄道 Railway]

大阪難波駅の2番線に観光特急「しまかぜ」が到着しました。
IMG_0150.jpg
【観光特急「しまかぜ」】
伊勢志摩方面への観光特急に特化した50000系車両です。
1編成の製造費がおよそ18億5000万円かかったそうです。
IMG_0151.jpg
【車両側面の「しまかぜ」のマーク】
しまかぜの名称の由来は、志摩に吹く風の爽やかさと、車内で過ごす時間の心地よさを表したものです。
その名前どおりに何処となく優しさを感じさせてくれます。
IMG_0152.jpg
【行先表示器】
3色LEDを採用しています。
DSC02813.jpg
【発車標】
案内の通りしまかぜ車両券という特急券にプラスして別途料金がかかります。
特急料金を含んだ各種企画券でも別途かかりますのでご注意下さい。
入線してすぐに発車するので、写真撮影もそこそこに車両に乗り込みました。
DSC02822.jpg
【先頭車両の1号車】
今回は1号車に乗車しました。
6両編成の「しまかぜ」は先頭車両がハイデッカー構造になっていて床が中間車両に比べたら高くなっています。眺望も格別でした(o^-’)b
IMG_0154.jpg
IMG_0153.jpg
【プレミアムシート】
本革を使用したプレミアムシートには、ふくらはぎを支える電動レッグレスト、腰部の硬さを調整するランバーサポート機能、リラクゼーション機能が設置されています。そして可動式読書灯や肘掛下部にコンセントも設置されています。座席背面には大型テーブルを設けています。ひじ掛け内にも折りたたみ式テーブルを設置のうえ、テーブル表面に天然木を使用しています。もちろん床は絨毯張りです。
座席間隔は1,250mmに拡大されています。これはアーバンライナーや伊勢志摩ライナーのデラックスシート(どちらも1,050mm)以上に広げてられています。JRグループの一般的なグリーン車をしのぎグランクラスに迫る居住空間を確保しています。まあグランクラスは最近サービス面が大幅に削れていて、ぼったくり特急になりつつありますが…
流石は自称民間会社ですね、深澤さん?
IMG_0156.jpg
【1号車のエントランス】
2色の天然御影石を敷きつめた床です。
先頭車両は荷物棚の高さが他の車両と比べて制約があることから、大型荷物を預けるロッカーが設置されています。これは「ひのとり」の70000系にも継承されています。
IMG_0158.jpg
【3号車のカフェ車両】
ダブルデッカー構造で、室内は全てフリースペースとなっています。
2階と通路は吹き抜けになっていて、かなりの開放感があります。
しかし、武漢熱対策のためなのかアクリル板の仕切りが設置されていました。折角の設備なのにこれでは都心のファーストフード店と変わらないじゃないですか!
やることが非常に過剰ですし、誠に遺憾ですね、和田林さん!
IMG_0163.jpg
【サンドイッチセット】
とは言え折角座ったので、コーヒーだけというのも味気ないので、サンドイッチセットを頼みました。
味はそこそこでしたが、車内で供食設備が備わっているという点で評価したいですね。
流石は近鉄特急の頂点に君臨する特急だと思います。

カフェ車両をそこそこに出て1号車に戻りました。
IMG_0165.jpg
【六甲山縦走弁当】
駅弁の老舗淡路屋の駅弁です。
小腹が空いた時には重宝します。いつも購入している弁当です。
IMG_0166.jpg
【駅弁の中身】
大阪難波で購入した駅弁です。不測の事態を考慮して入手しました。
食べやすい工夫と持ち運びに利便性を考えたコンパクトサイズの駅弁です。
ご飯も麦飯と十穀米の2種類がおにぎりで楽しめるだけでなく、焼鮭、蒲鉾、玉子焼きと幕の内・三種の神器も入って、牛肉・たこと、淡路屋自慢の食材も入っていて手頃な価格設定になっています。
淡路屋の寺本社長によると、元々は日本山岳会から山歩きに欲しいおかずなどの助言を受けて「ハイキング弁当」という名称で販売していたそうです。しかし全く売れなかったそうでして、そこで中身は変えずに「六甲山縦走弁当」へ改称して販売したところ、一気にヒットしたそうです。
さながら山歩き向けの幕の内弁当とも言えます。
DSC02820.jpg
【冬の山間部】
「しまかぜ」は大和八木停車後は宇陀川を渡って奈良県から三重県へ入りました。そして名張盆地を通って高速で新青山トンネルを通過していきました。しばらくすると伊勢平野へと進めていきました。
IMG_0176.jpg
【伊勢市にて】
JR東海の車両が確認できますね。
左が快速「みえ」で運用されているキハ75形で、右がコミューター輸送に対応した設備を有しているキハ25形ですね。
大阪難波発の「しまかぜ」は定刻どおりに宇治山田に到着しました。
IMG_0179.jpg
【時刻表】
長年使用されていた縦罫から他社でもおなじみの横罫へと変わっていますね。
IMG_0182.jpg
【宇治山田の駅舎】
国の登録有形文化財に登録されています。
東武鉄道の浅草駅の駅舎などを手がけた久野節の設計です。天井の高いコンコース共々、デザインに優れた昭和初期の名建築と評価されています。

日曜日ということもあって車内は満席でした。
様々な制約もありましたが、それでもプレミアムで贅沢な移動が出来て良かったです。
nice!(6)  コメント(0) 

nice! 6

コメント 0